IC-756PRO,PRO2,PRO3,IC-7000用RTTYマシーン
”KBRTTY”
KBRTTYって何? KBRTTYとは「パソコンを使う事無くKeyboardから入力した文字をRTTY信号に変換する装置」です。 先日CWRTTYと言う、「CWを入力した文字をRTTY信号に変換する装置」ってのを 作ってしまったので、区別するために..... CWRTTYには復調機能を搭載していますが、KBRTTYはIC-756PROシリーズ IC-7000専用として開発しましたので復調機能はありません。 |
何でそんな物必要なの? IC-756PRO,PRO2,PRO3(以下IC-756PROと略)やIC-7000は、受信したRTTYの信号を復調してLCDに表示する 機能があります。IC-756PROの送信機能では定型文は送信できますが、何か質問されたら 「えー、返事できないよー」って事になります。 また、IC-7000では送信機能はありません。ではなぜ受信機能が搭載されているかって? あ、それは私にKBRTTYを作れよと言う、神様のお告げです。ウソウソ |
もしかすると、こんな事もあるかな? Windows+サウンドカードを使った優秀なソフトで運用すればそれらの問題は解消できますが、 出勤前の5分のワッチで、だれかRTTYに出ているぞ、RIGのLCDに表示されているのは うっひょ−、あの欲しかったエンティティーの、それもノーパイルって時に、PCを立ち上げてと 時間を費やしていると、誰かが見つけてすぐパイルに。それも、DOSなら早いがWindowsはなかなか 立ち上がらないしネ。そうこうしていると、出勤時間に。あーあ、呼べず仕舞い。 出勤の電車の中で悔やむ事、悔やむ事..... 「そんな悩みを解消するのがこの一品」 ← まるで深夜のテレビショッピング! スイッチを入れて3秒程度で使用可能!!!!! |
仕様は とりあえず、できたてのホヤホヤなので仕様はこんな感じです。 ・速度 45baud ・ノーマルシフトのみ ・使用可能キーボードはPS/2 USBは不可 ・送信可能文字 A〜Z 0〜9 / : $ ! & ’( ) . 、 ; / ” ・送信/受信 切替はTABキー ・メモリー4チャンネル(現在書換え不可) ・メモリー送信中にESCキーで強制停止可能 ・DIDDLEは常にON ・送信文字をLCDに表示 20文字X4行 ・基板サイズ 90ミリx100ミリ まだ小さく出来るのですが、LCDのサイズに合うケースをカタログで探したら 奥行きが長い物しかないので、小型化する意味がなくなり大きく ゆったりした基板にしました。 |
KBRTTYと無線機との接続 IC-756PROやIC-7000のACCコネクタには、DC13.8Vが出力されていますので、 ケーブル一本で繋がります。 |
問題点 課題はズバリ 「メモリー編集機能」 ですが、そんなに変更する事も無いので、 とりあえずパイルにも参加出来るし、平文でラグチューも出来ます。 問題点は、キーボードが持っているバッファ以外に、バッファを持たせていないので ブラインドタッチが出来て、ガンガンタイピング出来るぜ!って言う方には向きません。 私のような遅いタイピングだと、問題はありませんし、雨だれタイピングを隠す機能である DIDDLEを入れてあります。 DIDDLEってなあにって方に、ちょっと解説。 DIDDLE OFFの時たとえばAを打って、しばらくしてBを打つ信号をモニターすると ピロ ピ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ピロ と聞こえます。送信する文字が無い時はピーの連続になるのです。 そこでDIDDLEをONにすると ピロ ロンロンロンロンロンロンロンロンロンロンロンロン ピロ となり、何も送信する文字が無い時はロンロンを奏でております。ピーをずっと聞かされるより、 ロンロンの方が耳に優しい?と言う訳です。 そこでこのKBRTTYでは、常にDIDDLEをONにしてあります。OFFには出来ないのか?ハイで来ません。 まあ、色々課題はありますが、ソフトの固まりですから、その気になれば機能は追加すれば良いかと。 |
固定メモリー メモリーには ・F1に 送信 cr+lf CQ CQ DX DE JR4GPA JR4GPA JR4GPAcr+lf CQ CQ DX DE JR4GPA JR4GPA JR4GPAcr+lf PSE Kcr+lf cr+lf 受信 ・F2に 送信 cr+lf CQ CQ CQ DE JR4GPA JR4GPA JR4GPAcr+lf CQ CQ CQ DE JR4GPA JR4GPA JR4GPAcr+lf PSE Kcr+lf cr+lf 受信 ・F3に 送信 cr+lf RGR QSL UR 599-599 QSL? DE JR4GPAcr+lf 受信 ・F4に 送信 cr+lf DE JR4GPA JR4GPA JR4GPAcr+lf 受信 が書き込んでありますので、パイルに参加する時はキーボードの「F4」を 押せばRIGが送信になってDE JR4GPA JR4GPA JR4GPA と送信して自動で 受信に戻ります。 上手くピックアップしてもらったら、キーボードの「F3」を押すとRIGが送信に なってRGR QSL UR 599-599 QSL? DE JR4GPA と送信して受信に戻ります。 もし何か質問されて、メモリーに無い事を送信しなければならなくなったら キーボードの「TAB」を押すと、RIGが送信になりますので、 キーボードから送信したい文字をタイプします。 YOUR SIGNAL IS STRONG BUT SOME QSB などと送信し、もう一度キーボードの「TAB」を押すと受信に戻ります。 |